Juliusのプログラムとの連動方法について教えます。 参考:http://julius.sourceforge.jp/ ◆ Juliusのモジュールモードを使用した、自作アプリとJuliusの連携 参考:http://julius.sourceforge.jp/juliusbook/ja/desc_module.html 前提として、JuliusをPC(A)、自作アプリをPC(B)で起動するものとする。 PC(A)とPC(B)は実際には同一PCでも構わない。 以下、PC(A)をA、PC(B)をBと表記する。 0. Juliusの動作確認 当然ながら、まずJuliusそのものがきちんと動く状況を作る必要がある。 音響モデル、言語モデルなども整えて、まずjuliusを動作させよう。 1. サンプルクライアントjcontrolによる動作確認 まず、Julius付属のサンプルクライアントで動作確認をする。 Aで、juliusを-moduleオプションを付けて起動する。 Bで、jcontrolを起動する。 起動方法の詳細は上記参考ページ。 これがうまく行けば、Aで音声認識をした結果がBのjcontrolで出力される。 基本的には、このサンプルクライアントjcontrolを改造するか、jcontrolの機能 を組み込むかして、自作アプリを作れば、自作アプリに音声認識の結果が取り込 める。 2. Juliusとクライアントの通信プロトコル仕様 Julius --> 自作アプリ(=クライアント):XML形式のテキストメッセージ(表10.1) Julius <-- 自作アプリ(=クライアント):コマンド(表10.3) jcontrolのソースプログラムを見てもわかるが、Juliusとクライアントの間の通 信は、いずれもテキストメッセージのやりとりで行う。 自作アプリは、JuliusからのXML形式のテキストメッセージを受け取って解析で きるようにし、また、Juliusへは指定されたコマンドのテキストメッセージを送 出できるようにすればよい。 以上です。 まずは1を試してみましょう。